2023-01-01から1年間の記事一覧

ダイハツの検査不正で締めくくることになってしまった2023~日本企業は考え直す時~

今年ももうお終いという時に、また大企業の不祥事が起きてしまった。ダイハツの検査不正だ。皆さんもメディアの報に触れられたと思う。工場は全面停止し、いつ再開できるかの目途も立っていない。 日経新聞によれば、検査不正は64車種3エンジンに及ぶという…

自民党の驕慢ぶりに呆れかえる

" data-en-clipboard="true">その自民党の驕慢(きょうまん:驕りたかぶること。人を侮って勝手に振舞うさま)ぶりがひどくなっている。かと言って野党の実力不足は目を覆うばかりの状況が続き、野党に政権を委ねる気にはならない。自民党は国民を舐めている…

柔軟な働き方がもたらすギフト

柔軟な働き方を決める要素はどのようなものだろうか。 例えば、勤務時間、勤務場所、使うITツール、考えるためのフレームワーク、フォーマットや承認ルールなどなどを思い浮かべるかもしれない。それらのものがとても柔軟な組織と、縛りがきつい組織がある。…

会議は2時間が限界?。さて、あなたはどうしますか?

COURRiER Japonは「米IT大手『スラック・テクノロジーズ』が世界中のデスクワーカー1万人以上を対象に調査したところ、大半の回答者にとって会議は2時間までが限界だという結果が出た」と報じている。これによって集中できる時間が不足し生産性が落ちる問題…

皆にいずれ来る卒業とはどのようなものか、考えてみた。 

人生に「卒業」があるとしたらどのようなものなのだろうか。 例えば、「欲」がなくなってしまったら・・・ を想像するとイメージが湧きやすいのかもしれないと考えた。想像してみる。 もし、こんな気持ちや動機がなくなったら、それが「卒業」というものではな…

上質で価値の高いアウトプットを出すことがビジネスの本質だが・・・

ビジネスパーソンの仕事の本質は、上質で価値の高いアウトプットを出すことだろう。なぜ「上質」と「価値の高い」の二つを並べたのか。「上質」は絶対的な審美を追求した結果生み出されるものでしょう。プロなら質を追求してほしい。しかし、顧客の期待を少…

倫理より優先するものがあるのか

上司の命令は倫理より優先するのだろうか。 もちろん違う。しかし、第二次世界大戦時の上官の命令は絶対だったし、自分以外のまわりの人々が行おうとしている行動が、どう考えても間違っていると思っても、一人だけ反対する勇気が出ず、空気を読んで止められ…

自分に問いかける「なぜ」

少し前ですが「ツイン・エネルギー」(関京子著)を読んだ。最近男性性・女性性にとても興味を持ち、いろいろ考えているときに友人から勧められた本だ。人間は人の関係性の渦の中で生きているのに、とても雑な生き方をしている人が多いと思う。もちろん僕自…

建白魔 渋沢栄一が今の時代に生きていたら…

" data-en-clipboard="true">日本の資本主義の父と言われる渋沢栄一氏のことは皆さんもご存じのことと思う。2021年の大河ドラマ「青天を衝け」のモデルだったし、来夏に発行される新一万円札のデザインになることも有名だ。 " data-en-clipboard="true">さて…

壁に対処するリーダーの力量とは

僕たちが特定の組織に帰属し続けるということは、その組織が僕たちに何らかの魅力を与え続けているからだと言える。その魅力は4つの非経済的魅力として整理されている。それをHR4Pと言う。 ①理念や方針(Philosophy):組織が達成しようとしている目的に対する…

界隈(かいわい)のデザイン

「それでも今の居場所でいいですか?」(蓮村俊彰)という本が出ている。要旨を読んだだけなのですが、あなたの周辺の人間関係をデザインすることで人生をポジティブに変えることができる、という主旨らしい(ネット記事を参考に想像したもので、言い切れま…

モヤモヤを受け止める・受け流す… ことは現代人に必要な能力

「モヤモヤ」を取り去ること。即ち、気持ちがクリアになることはWellBeingにとって非常に重要なことだと感じる。チームが霧の中で彷徨っている時に、まるでトンネルの先に光が見えたときの様に、まるで解が見えたように視界がクリアになっていく。そんな議論…

分断を考えると暗くなる

米国の調査会社の調べによると、2022年の米主要500社のCEO報酬(中央値)は1480万ドル(約21億円)だった。従業員との格差は186倍に及んでいる。 もちろん現在のCEO以外にも巨万の富を得た人たちがいる。CEOはその一部に過ぎないだろう。巨万と言えばそうた…

二面性のパラドックス

パーソナリティーには二面性が存在するという話をしたいと思う。近年いろいろな学びがあり、こう考えるようになった。20年以上前に気付いていたら、部下のマネジメントや育成、友人との関係なども変わっていたかもしれない。 強みと弱み、長所と短所、ポジテ…

失うものはない。対話は希望を連れてくる。

分かってもらえないから会社を辞める、という人が多いですよね。もちろんいろいろなパターンがあると思いますが、多くの場合は上司や同僚など身近な人が受容的でないケースが多いのではないかと感じます。辞める人の原因は半径〇メートル以内の人間関係にあ…

スポーツマンシップって?

スポーツマンシップとは尊重、勇気、覚悟の3つの要素で構成されています。「尊重」とは仲間、対戦相手、審判、ルールを尊重すること。「勇気」とは失敗を恐れずに挑戦すること。「覚悟」とは最後まで全力を尽くしてどんな結果も受け入れること。これらを複合…

リスキリングは定着するのか 迷宮から逃れる

「リスキリング」が進みませんね。正に笛吹けど踊らず状態ですね。元々日本は学び直しがOECD最低なのはご存じの通り。考えてみると、それは人材の流動性が低いことも原因の一つだと思います。求められ転職したはずなのに評価されない。昇格は長年働いたプロ…

「ビロンギング」とは  ~新しい帰属意識~

パーソル総研の資料を読み、腹落ちしたことを少し書きたいと思います。 昔から、「帰属意識」とか、「愛社精神」とか、行き過ぎた表現としては「社畜」だとか、一種の会社に対する「忠誠心」を評価する視点が存在しました。もちろん、それには理解できる面と…

Bill LaBounty が紡ぐ幸せな時間

Bill LaBountyというミュージシャンをご存じだろうか。1970年代後半から活躍したAORのシンガーソングライターです。僕が20代から30代にかけて最も好きだったミュージシャンの一人です。 今から20年位前でしょうか。ラジオだったと思いますが、松任谷由実が最…

「コンセプチュアルスキル」とは

今日は、「コンセプチュアルスキル」について書きたいと思います。以前、私はある企業から依頼されて、幹部に登用する際の評価軸に関してアドバイスを求められました。その際にビジネススキルをどのように評価すべきかをレポートしたことがあります。その時…

終わりは始まっているのかもしれない

寿命とは何なのだろうか。再生医療など医療科学はどんどん進歩し、健康はお金で買えるだけでなく、長寿はお金で買える時代になりつつあります。早晩、百数十歳くらいはお金で買えることになるでしょう。 それでいいのでしょうか。 社会は成り立つのか、それ…

自分と向き合い動機づけする

将来どうなりたいか? 何をやりたいか? どう在りたいか? という問いに向き合うことはどれくらいありますか? 恐らく、多くの人は齢を重ねるごとに減ってきたのではないでしょうか。 大学を卒業するころは、「今、私は何者でもない」という自覚があるでしょ…

ジャニー喜多川氏事件から思う

少し前の話です。 8/4、訪日した国連人権理事会の専門家が記者会見しました。多くの方がご覧になったと思います。僕がとても印象に残っているコメントがあります。ご存じの通り、ジャニー喜多川氏の性的虐待は、はるか昔らメディアは知っていたにもかかわら…

ヒモ男がパーソナリティーをオープンにする暴挙

三浦しおんさんのエッセーを読んでいたら、昔のことを思い出した。 僕がまだ学生だった頃、よく駅前あたりで外人らしき若者が、歩く人に道を聞いていた。皆に無視されるので、英語が分からないのかな、困ってるだろうなと思い、僕から進んで声をかけた。当時…

企業変革の3/4は失敗する

今さら言うまでもなく、企業は変わり続けなければ成長できないし、最悪生き残ることすらままなりません。常に市場は変化し続け、競合他社あるいは競合に名乗りを上げる破壊的イノベーターの方がよほど早くそれにフィットした戦略転換を成し遂げ、新しい市場…

明るい未来のために

正義とは何なのだろうか。 多数派が正義とは言えない。 民主主義が正義だとも言えない。 共通の価値観に則れば正義なのか? 愛する人を目の前で殺され、正に自分も殺されようとする時、相手を殺そうと思うことは正義なのか? 法律を守れば正義なのか? 法律…

強みは自分では気づきにくいもの

先日こんなことを偶然知りました。 日本の国土面積は約38万㎢で世界61位に過ぎません。いわゆる小国です。しかし、領海とEEZ(排他的経済水域)を合わせると約447㎢となり世界6位の海洋王国になるのです。それに、比較的大きな離島は6,850(小さな島も入れる…

自由と不自由

人は自由であり不自由でもある。 結局他者の自由に振り回される。 いつも右往左往する羽目に陥り、生きている。 なんだかな~ と感じる。 不快なのではない、ただ浮いているのだ。 情けなさを身にまとって浮いているのだ。 抗ってももしょうがないと悟ってい…

FeedbackとFeedforwardを上手く使う

暑い日が続きます。関東の梅雨明けは近そうです。 「フィードバック」の話は以前にもしましたね。今日はそれを少し拡大して話を展開したいと思います。 フィードバックとはそもそも既に起こった過去のことに対して、評価なり反省なり振り返りなどを行い将来…

ポンコツな上司

トップを神格化するフォロワーたち。よくある話ですし、組織の大きさや歴史にもあまり関係ないように感じます。 皆さんの上司やトップはどのようなところが素晴らしいのでしょうか。実はよく分かっていませんよね。長年直属の部下として艱難辛苦を乗り越えて…