スポーツマンシップとは尊重、勇気、覚悟の3つの要素で構成されています。「尊重」とは仲間、対戦相手、審判、ルールを尊重すること。「勇気」とは失敗を恐れずに挑戦すること。「覚悟」とは最後まで全力を尽くしてどんな結果も受け入れること。これらを複合してスポーツマンシップと呼びます。
これは今回の甲子園で優勝した慶應義塾高校の野球部監督森林貴彦さんが同級生でもある日本スポーツマン協会代表理事の中村聡宏さんから聞いた話だそうです。
さて、これを読んで何を感じますか?
これらって、社会人として、またはビジネスパーソンとして当然意識しなければならない価値観そのものですよね。社会の中で、自立し成長し、チームで成果を出し喜びを分かち合うために必要不可欠な要素とも言えます。
当然、仲間の人格を尊重し、ルールやフレームワークを遵守し、倫理を守り、競合他社には公平公正に勝負を挑まなければなりません。挑戦なき成長なしですし、不確実なことに向き合いながら、失敗を恐れず勇気をもってチャレンジすることによってチャンスをものにしていかなければ、イノベーションなど生まれません。また、日々Better than bestを実践し、常に最善を尽くすことによって得られるものが競争優位性でありサステナビリティ―であることを理解し、結果は必ずついてくるはずだと覚悟を決めて、日々努力しなければなりません。どんなに考えても、結果は不確実です。しかし、意思決定しなければ先に進めません。タイミングを失することなく決めるべき時に決める覚悟が必要不可欠です。
「尊重」「勇気」「覚悟」あなたの職場に不足しているものはありませんか? あなた自身やあなたの上司に不足しているものはありませんか?
人生の喜びは、そんなスポーツマンシップに宿るのかもしれませんね。