アウトプットは思考の訓練

以前から、「上質なインプットなき人生は先細る」と思って生きてきた。しかし、もちろんインプットだけしていても意味はない。アウトプットがないということは何も行動していないことに他ならないし、それでは他者に貢献できないだけでなく、自分の意識として頭の中に定着しない。インプットがあり、咀嚼し、創造し、意図的に行動し、フィードバックがあり、反省や納得があり、自分のものになる、という感じだろうか。自らの脳で創り出すことが定着に不可欠だと思う。

一から考えひねり出す創造的アウトプットは思考の訓練だと思う。自分の考え、意見、アイデア言語化する。それはビジネスマンとしての訓練でもある。自分ならどう考えるか、何をするか・・・それは指示の通り作業をすることが仕事だと思っている人にはきつい訓練かもしれない。しかし、新しい何かを創り出すのがビジネスの大前提なわけで、それらの訓練なしに「コト興し」(事業の創造とかプロセスの変革とか)をリードできるわけがない。ビジネスは創造なんだ。

自分の考えを言語化する機会が多ければ多いほどあなたは成長すると言っても、過言ではないと思う。それは、自分と向き合うこと、自分は何を考え何を主張すべきなのかに、向き合うことに他ならない。

 

私は以前に、NewsPicksという経済・ビジネスをメインテーマとするニュースサイトに、百数十日連続で自分の意見を書き込んだ。それは結構しんどい習慣だったが、自分と向き合う訓練だった。ただ読んで「ふ~ん」で終わらず、自分はどう考えるのかをアウトプットする。お粗末な内容だな、こんなこと書いていいのだろうか、などとよぎる瞬間を抑え込んで書くのは、少々勇気の要ることだ。見栄を捨てる、本音を書くことから逃げないなどの挑戦でもある。これも一つのアイデア

インプットとアウトプットの両方の量と質を上げることが、人生で重要だと痛感する。

何を学びどうやって創造するのだろうか。アートの神秘性は触れられそうで触れられない。
たまにはアートに触れるのもいいよ。
最近時々見るのが美術手帖 (bijutsutecho.com)