ヤバい

■ストレスを感じる不自然な日本語

最近日本語が退化していますね。というか使い方を明らかに間違えている人が多すぎますね。別に「このラーメンやばい!」というような新しい語彙を否定しているわけではありません。ま、TPOはわきまえてほしいですけどね~ (^_-)-☆

テレビを見ていても一番気になるのが「~させていただきます」です。丁寧に言いたくてそういう表現をとるのだけれど、勝手にやりゃあいいじゃないか、ということまでそう表現する人がなんと多いことか。いい大人がね。例えばこんな感じ。

「2時間かけて通勤させていただいています」

「今日のランチはハンバーグを食べさせていただきました」という感じ。

別に僕に許可をもらう必要ないんだよ~ って思わず言いたくなっちゃう。

ちゃんと解説すると、①相手に許可をもらって行う時。②それで自分が恩恵を受けているという気持ちを持っているとき。に使うのですよ。まったくもってそんなシチュエーションでないときに「させていただいています」なんて連発する。本人は“へりくだって丁寧に話していて上品でしょ!” とでも思っているのかもしれませんが、恥ずかしいですよ。

また、シチュエーションは間違っていなくても丁寧過ぎておかしな使い方をしている人もいますね。それを、二重敬語というそうです。例えば、「拝見させていただきます」。拝見だけで謙譲語なので、「拝見します」で十分丁寧。それに「させていただきます」を添えることが間違っているのですね。

許可してもらうこともなく、シンプルに自分が行うことを丁寧に言いたければ、「いたします」(いたす:するの謙譲語 + ます:丁寧語)が正しい使い方です。十分丁寧ですし、へりくだってもいるのです。

 

■大きな変化の予兆

最近耳にしたニュースが何かを予感させる。別に根拠なんて何もないし、それが何かなんて具体的にイメージすらできない。しかし、時々感じるんです。大きな波が起きようとしているって。数年前は、中国の急進的な動きが連発した時。Fintech、無人店舗、プライバシーを無視したイノベーション(顔照合など)などなど…

今回の一つがIBMのジニー・ロメッティーCEOが4月に退任し、クラウドのトップを務めているアービン・クリシュナ氏が後任になること。ロメッティー氏は前職の時にお会いしている。実にカッコいいw人だった。近年の同社は業績の下降が止まらず、クラウドシフトに乗り遅れていると酷評されていたが、彼女はGEなどと違いさっさと首になることもなく、王道の改革を進めているのかと思っていた。それが、2018年発表のレッドハットの買収。この時は驚いた。その買収が完了したのが昨年の7月。そして今回の退任。CEOの後退とともに今回発表されたのが、新COO。それが買収されたレッドハットのCEOだったジム・ホワイトハースト氏だ。この人事はIBMが変わることを象徴している。言うまでもなくクラウドとオープン化ですね。ホワイトハースト氏とも何回かお会いしている。人懐こい柔らかい人。以前勤めていた会社が日本におけるレッドハットの最大のパートナーだったからだ。彼も異色のキャリアを持つ。ボストンコンサルティンググループからデルタ航空そしてレッドハットだ。IT業界の人ではないわけです。それがついにIBMのCOO。ロメッティー氏はトランプ大統領に手紙を送ったことでも有名ですね。そう言えば、HPのCEOだったフィオリーナ氏は大統領選に立候補したっけ。ロメッティー氏もその道???なんて思っちゃう。

そして、ビリー・アイリッシュ。全然関係ないじゃないか。その通り。関係ありません。彼女はご存じの通り、1月末のグラミー賞で主要4部門を受賞したスーパースター。彼女は18歳なのですぞ。粒ぞろいのアメリカのポップスの世界にあって最年少で上り詰めるなんて。これも時代の変化を感じるのです。

更に、アメリカの民主党指名選挙。初戦であるアイオア州は僅差でブティジェッジ氏が勝利した模様(再集計するらしい)。本命のバイデン氏がなんと4位。大番狂わせだ。38歳対78歳、77歳、70歳の闘いに無名の市長が勝つとは。もちろん大統領選においてオバマ民主党の代表になった時もトランプが共和党の代表になった時も、誰も勝利するとは思っていなかった。これから嵐が起こるのだろうか?

さて、この三つの話。なんの脈絡もありませんw でも、世の中がドド~っと変わる時なんてそんなものって思いませんか? え~っ 僕だけ??

今年は何かが起こりそう。良いことであればいいんだけどね~ ヤバいことが起きるよ。きっと。ヤバいにはいろいろな意味があって分からないでしょw