笹生の米ツアー養成ギブス

8月の行われた「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」は、コロナ禍の中今シーズン2回目のトーナメントとして注目を浴びた。その中で、ぶっちぎりの優勝をさらったのが笹生(さそう)優花(19歳)だ。母の母国であるフィリピンで日本人の父から厳しいゴルフレッスンを受け、才能が一気に開花したことが話題になった。ところが、彼女のストイックなトレーニングがその陰にあることは、あまり報道されていないこともあり、知る人は少ない。

「Motor Magazine」によるとこうだ。父のトレーニングが「まるで『巨人の星』の星一徹のよう」だったのだ。父は娘の足首に重りを巻き付けトレーニングをさせた。最初は250gだったが最終的には片足2kgを超えた。さらに上半身に10kgのベストを着こんで、30分のランニング、100mダッシュ10本。日本に帰国後はさらに激しくなり、「ランニングは1時間、100mダッシュは神社の階段ダッシュへと進化(?)した」その結果、ドライバーの飛距離は300y近く。軽井沢でもぶっちぎりだ。最終日同じ組の藤田さいきは「タイガーウッズかと思った」と。実は、僕は藤田選手とは4,5年前に同トーナメントのプロアマで一緒にラウンドした経験があり、彼女はロングヒッターであることを目の当たりにしている。それを50ヤードもおいていくのだから恐れ入る。スポーツは下半身が基本、と言われるが、彼女自身も「最初はやっていることが正しいかはわかりませんでした。でも、今の飛距離を考えると正しかったんでしょう(笑)」と。

しかし、根性が違う。父も子も凄い。驚くことは、まったく悲壮感がないことだ。努力が報われた笹生選手。きっと、すぐに米ツアーに参戦するのでしょうね。活躍を祈るばかりです。ちなみに、彼女は20歳に日本かフィリピンかの国籍を選ぶまでは、フィリピン人でもある。来年予定通り東京オリンピックが行われれば、フィリピン代表としてゴルフ競技に出場するようですぞ。

この記事を書いたのは月刊ゴルフダイジェストの編集長だが、9月号には「50歳からヘッドスピード劇的アップ」がテーマの記事があるそうな。「もう一度本気でプラス30yを目指すグルファーへのヒントが詰まっています」とのことですぞ。

僕が行っているジムの筋トレくらいじゃ飛距離は伸びませんね。僕は、飛距離の前にミスショットを減らし、かつて目標だった年間平均80台を実現したい。現実は程遠いけどね。なにせ、最近は100を切ることに汲々としているのだから(涙)

f:id:taka-seed:20200912145001j:plain

夕方のウォーキング。コースを間違えると西日をもろに浴び続ける羽目に。暑い!

足に重りをつけようかな?