「成功の方程式」ってきっとこんな感じ

僕たち社会人は、ビジネスの成功を追い求めます。もう少し分かりやすく言うと、商売の成功です。企業の機能を枝葉を全部除いていけば、要するに「商売」だ。

では、商売の成功とは何なのだろうか? それは「金儲け」。価値あるものを創り、それを必要な人にたくさん売ることに尽きる。価値あるものを言い換えれば、社会が求めるものとなる。

どうやったら、金儲けが最大化するのだろうか? もちろん細かく分析すればいくらでも要素は出てくるでしょう。今回はシンプルに考えてみたいと思います。

 

まずは「戦略」でしょう。社会・顧客が何を求めているのか。それは顧客の困りごとを探索することから始まります。実はそれは簡単なことではありません。多くに企業がこの段階から失敗します。なぜならば、顧客が言っていることが本当の困りごとだとは限らないからです。いや、多くの場合はそうではないと言ってもいいでしょう。その辺は故クリステンセン教授が著作に書いていますね。戦略を述べればきりがありません。それを掘り下げるのが今回の主旨ではありません。企業は、あるいはその中の組織は日々戦略を議論しています。中期経営計画や、個別の製品の戦略などなど多様な切り口で検討しています。それはそれは優秀な人材がエネルギーを割き、時間をかけて検討するわけです。戦略の適格性が勝負を決めると思っているからですね。もちろん、それは正解です。陳腐な戦略では勝負になりません。

戦略が的確であれば事業は成功するでしょうか? 皆さんも嫌と言うほど感じているでしょうが、戦略をいかに精力をかけて検討しようが成功は約束されていません。中には中期経営計画検討に力をかけ過ぎて、中計疲れというような状況に常に陥っている企業もありますね。これは笑い話ではありませんよ。戦略を考えることが仕事になってしまっているのです。

もちろん、戦略を立てただけでは何の果実も得ることはできません。検討するだけで商売しているコンサルを別にしてはね(ちょっと皮肉)。そうです。次の段階は「実行」ですね。戦略を実現するために、経営資源を用意し、体制を作り、タスクに落とし、開発、マーケティング、セールスなどを一貫性をもって実行しなければ、事業の成功はあり得ません。そんなこと当たり前だと思っているでしょうね。そう、当たり前です。ところが、それが上手くいかない。例えば、必要な経営資源が配布されないとか、タスクに分解できないとか、プロジェクトマネジメントができないとか、実はメンバーの納得が得られずチームの力が結集できないとか、いろいろな障害が現れ続けます。“あるある”ですよね。その全てを事前に対策を打ってそうならないようにすることが必要不可欠です。とはいえ出てきた障害はリーダーがチーム員を導き、乗り切っていかなければなりません。スムーズにいくことはまずありません。ポイントは、的確なチーム組成、判断と行動のスピード、プロジェクトマネジメントでしょうか。

 

さて、以上のように「戦略」と「実行」が最も必要な要素だと思っていますが、それを更に腹落ちさせるために、もう一つの論点があります。

商売の成功はその2つの掛け算で成り立っているということです。即ち、

「商売の成功」=「戦略」×「実行」

ということです。即ち、どちらがゼロでも答えはゼロなのです。両方最大化しなければならないということです。そう思いませんか?

 

さて、「商売の成功」さえすればよいのかという別の論点がありますよね。ビジネスは成功したけれど、全然楽しくないとか、ハードワークでメンタルがやられた・・・というのでは、やらなければよかったということになるでしょうね。そう、本質的な要素が足りません。そうですウェルビーイングです。肉体的にも精神的にも社会的にも良い調子でなければ何の意味もないのです。

そうなると、

究極のビジネスの成功」=「戦略」×「実行」×「ウェルビーイングとなります。

どれが欠けても意味がないということになりますね。これって、当たり前のようですが、これに向かって皆が行動できていると思いますか?? 

チームの中で声高にこの方程式を共有することをお勧めします! あなたのリーダーシップは爆上がりになることは間違いありません(笑顔)

このスポーツにもこの方程式が成り立ちますね(笑) 
@川崎国際生田緑地ゴルフ場 #10