有り余る才能 でも僕の才能は開花しない

少し前の話。Forbes JapanのWeb記事を読んでいたら、アカデミー賞の候補リストにテイラー・スイフトが載らなかった、とあった。彼女は映画を作っていたんだ。知らなかった。どうやら「オール・トゥーウェル」という短編映画の脚本と監督を手掛けたようだ。

僕は彼女の(薄い)ファンであり、サブスクでよく聞いている。上品な曲調が好みで、仕事の邪魔は全くせず、神経に触らない優しさに安心する。彼女の制作ペースにも驚く。しかし、多作はするが、どれも名作。近年では2019 「Lover」、2020 「folklore」「evermore」、そして今年の10月に出したのが「Midnights」というアルバム。どれも大ヒットし、特にMidnightsは公開されているデータではすべての国でチャート1位。ただし日本だけ7位(涙)。11月5日付のBillboard Hot 100でトップ10を独占という凄い記録も出している。作曲もするし楽器も弾く。もちろんグラミー賞はたくさん受賞し、社会貢献活動にも熱心だし、政治活動も積極的で、2018年の中間選挙の際は民主党を支持することを明言したことは有名だ。

才能ってどうやったら開いていくのだろう。興味はどのように拡がっていくんだろう。自分と社会とのかかわりや責任感はどうして深まったのだろう。寝る暇もないのになぜ? なんて考えるのは才能のない人だから持つ感覚なのだろうか。既に有り余るほど広くて深い才能。僕には全く想像できないけれど、きっと楽しいだろうな。もし枯渇しないのならこれほど楽しい人生はないだろうな。

まだ33歳。将来どうなっていくのだろうか。

磨いても光らない僕の才能。あ~未知の才能が突然開花しないかな~(笑) 永遠に未知のままかしら(涙) そもそも無いものに未知もないか~(笑)

これは何だか分かりますか? 
「鯨ベーコン」というのです。若い人は見たこともないでしょうね。
今から40年以上前、僕が仕事終わりに毎晩のように飲んでいたころ、最も安価なおつまみがこれでした。からし醤油を付けて食すのですぞ。とても懐かしい味で、その頃のことをたくさん思い出しました。音楽も映画も食べ物も記憶に深く刻まれているものってたくさんありますね。
でも、昔のことを懐かしく感じることはあっても、決して美化しようとは思いません。
文化は常に進化し続けるものですね。