東北大の滝教授の話に勇気づけられる。
同氏はこう言う。「脳の神経細胞は加齢により減っていく(困ったものだがヒシヒシと感じる(涙))。しかし、細胞同士を結ぶネットワークを増やすことはできる(お、いいじゃないか)。このネットワークが大切なのだ」 カッコ内は僕の心の声w。
即ち、大人の脳は成長できると言うのだ。記憶を司る海馬の隣に偏桃体があるのだそうだ。その偏桃体が好き嫌いを判断する。「好きだとか楽しいと感じると、海馬が長期記憶として保存する」また「偏桃体がポジティブな判断をすると、やる気や幸福感をもたらすドーパミンが分泌されて、『報酬回路』と言われる神経回路を巡り、脳が活性化して意欲や集中力が高まる」のだそうだ。なんだか、可能性を感じるでしょ。
更に「こうしようとか、こうなろうという主体的なマインドセットで積極的に行動していくことで、脳のポテンシャルが最大限に引き出される」のだ。
こうしよう、こうなろう、ということ考えることをコーチングではとても重視する。それを「Doing」とか「Being(またはBecoming)」という。「何をしたいのか」とか、「どうありたい」のかと真剣に向き合うことがとても大切なのだ。そして「それに向かって意図的に生きていく」ことが人生を充実したものに変えるポイントだ。さて、同氏はそいうしてプロアクティブに行動することが、脳のポテンシャルを最大限に使うことになると言っているわけだ。
私は先日「充実はプロセスに宿る」と書いたでしょ。日々充実感を味わうことができれば、海馬がメモリー機能を発揮しその良き記憶を残してくれる。更にポジティブに考えれば脳が活性化されて集中力が高まるのだ。やる気に溢れ幸福感に満たされる。だから、日常のプロセスにに隠れがちな充実を味わうチャンスを逃してはならない。あなたの脳が幸せを感じ記憶してくれるチャンスを逃す手はない。その積み重ねが人生を作るのですよ。