共感が連鎖する、そして創造を生む

共感経営」(野中郁次郎勝見明 共著)を読んだ。そこにこうある。

「人は共感すると、なぜ利他行動を取るのか。進化の過程で、利他主義が生まれる集団は、より多くの成果を上げることができるので繁栄し、利他主義の希薄な集団は淘汰されていく。これが進化の法則であるとすれば、経営における共感の重要性も説得力を持つのではないでしょうか」

社員同士が共感でつながっている企業は繁栄し、そうでない企業は淘汰されてもおかしくないのだ。助け合い補い合い、刺激しあい、成長していく集団が企業という生命体なのではないか。

そう、チームという価値観が大切なのだと知らされる。「外から相手を分析するのではなく、相手と向き合い相手の立場にたって、相手の文脈の中に入り込んで共感すると、視点が『外から見る』から『内から見る』に切り替わり、それまで気づかなかったものごとの本質を直視できるようになる。」

我々はどうしたらいいのか。行動によって得られる経験はすべて知の源泉だ。コーチングの原則は行動を変えること。結果が行動に現れるのではなく、行動がスタートという価値観。行動を変えることによって正のスパイラルが始まるのだ。そして、新しい自分が創られていく。まずは行動なのだ。目の前の毎日を変えるのだ。 

社内にコラボレーションが生まれるように、プロアクティブ行動しよう。何かを待つのではなく、自分できっかけを作ろう。決して、決してリアクティブになってはいけません。難しいことじゃない。

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どの道を進もうが、最初は一歩から