2年だって?

このブログも始めてから2年になる。このサイトで始める前の社内ブログの期間も含めると、20年位になるはずだ。伝えたいことがあるという意思を大切に想い、その気持ちに忠実にありたいと自分を鼓舞し続けてきた。時には、絞り出すエネルギーを失い、再び書きたくなるまでしばし休むこともある。しかし、また書きたくなる。書き下す、即ち言語化することで頭が回転するような気がする。自分とは何者なのかを晒すようで躊躇するときもある。でも、書くことが自分自身の探索でもあると気付くと、薄っぺらなことしか書けなくても、それが自分なんだと納得する。そんな時は、少しニヒルな笑みを讃えているはずだ。そして、「ま、いいか!」と言っている。

人生なんて所詮薄っぺらだ。薄っぺらだろうが、誰かとつながり、ほんのちょっとのエネルギーが伝わればいい。人生100年と言われようが、そんなに長く生きたいなど微塵も考えたことがない。その人生の中で、結局は発信する粗末な文章の積み重ねはどんどん大きく育ってきたのかもしれない。取り留めがなかろうが、浅はかだろうが、僕の人生の中に生きた証拠として、ヘドロのように溜まり、重く成長している。誰が言うのでもなく、自分だけがそう感じる。それがいい。