埋没しているDXレポート

「DXレポート」(今はDXレポート2.2まで発表されている)に関して、UiPathが日本国内のIT部門で働く方を対象にアンケートを実施した結果、実に6割の方が「知らない」と回答したそうです。

経済産業省のDXレポートでは、日本のDX化が遅れているために、年間12兆円の経済損失が生じる可能性があるとして警鐘を鳴らしているものの、大多数がその危機にまだ気づいていないという現状が浮き彫りになったと言ってよいでしょう。

IT部門の人ですら6割が「知らない」と。DXを推進すべき事業部門やスタッフ、更に中小企業はほとんどの人が理解していないと捉えられるでしょう。

日本のピンチを知らない。当然向き合っていないわけで、従いプランもない。どうしたら良いのでしょうか。

 

視点を変えて、だからこそIT企業の責任は大きく、機会はいくらでもあるのではないだろうか。現実を認知しどう行動すべきなのか真剣に考えてほしいものです。

膨大なニーズを解決するサービスとは何なのであろうか。顧客の困りごとの本質が分からなければ、シンプルで汎用性の高いソリューション、サービスは作れないことだけは間違いないでしょう。

口を開けて待っているだけの顧客は多い。
しかし、食べたいものが何なのかは自分でも分からない。
どうしますか?
小石川植物園