そうだ、選挙に行こう

民主主義はとても面倒だ。

しかし、僕たちは民主主義だからこそ、自由を謳歌している。ロシア、中国、北朝鮮をはじめとする専制国家の抑圧や排除、プロパガンダ、軍事的・経済的暴挙、人権無視などを受け入れることはとてもできない。

 

しかし、僕たちは民主主義のライセンスを放棄していると思う。そう、意思決定に参画することが最高のライセンスなのだ。しかし、選挙の投票率は漸減し続け、ひどく低迷している。国政選挙においては、特に参議院選挙の投票率が低い。前回の参院選(R1)の投票率が48.80%。年代別に見ると、10代が32.28%、20代が30.96%、30代が38.78%とこれら若手の投票率がワースト3だ。将来は彼らの手にあるのに、その将来を放棄している様に見える。高齢者は早晩いなくなる。君たちが社会の担い手だし、意思決定の中心になっていかなければならないのに、参加の機会を捨てている

意図的に拒否しているのだろうか? 主義主張があって拒否しているのであろうか? 残念ながらそうではあるまい。

その裏にあるものは「無関心」ではないだろうか。「関係ない」という当事者放棄。これほど恐ろしいことはなかろう。極端な状況を想像してみると良い。投票者がある世代の人しかいなかったらどうなるのかと。例えば70歳代しかいなかったら。候補者はその世代にフォーカスした政策を打ち出し、他の世代はすべて無視する。働き手は搾取され、将来に希望を失う。それでは国家のサステナビリティはなくなり、自然死への道を進む。もちろん、70代の人の中には国を憂い、高齢者に額ずくだけの候補者には投票しないかもしれないが、人間は結局自己保存の本能に従い、多くの人は自分にとって都合の良い候補者に投票するでしょう。そうは思いたくないが、そんな悲しい未来が頭をよぎる。

 

一番恐ろしい「無関心」。当たり前のように「関係ない」と言ってしまう若者。想像力が乏しすぎる。「当事者意識」「オーナーシップ」なき人々が国民の過半を占める民主主義国家って何? 

皆さんご自身はもとより、子供たち、友人などと話しましょう。選挙のこと、日本の未来を決める当事者意識のこと。

7/10に行われる参議院選挙。今までより、少しで良いから真剣に向き合いませんか。

 

無くなって初めて分かる。それがいかに重要だったか。

民主主義をそのように扱ってはならない。

何でも神様にお願いすればよいというものではありません。
自分の意志で自分の将来を切り開かければ、ね。
神主の祝詞でも、○○さんは頑張ってるから助けてあげてほしい、と言っているのですよ。
即ち、彼(彼女)は自分の力でできることはすべてやった。
だから、あとは助けてやってください、とね。
@素盞雄(すさのお)神社