ポスト会社の決意にエール!

■ポスト会社は40代から?

ポスト会社、即ち会社生活が終わった後のこと、をいつ考えればよいのでしょうか。50代それも中盤から後半に、現実の課題として見えてきた時から考え始める人が多いのではないでしょうか。それでは遅すぎるという本を読みました。彼の指摘は、「50代はポスト会社を見据えた過ごし方、時間の使い方をしないと、ビジョンも構想もなく、ロクな準備もしないままポスト会社に突入してしまうからです。40歳前後で、30代までに培ってきた経験・知見をもとに」自分と向き合い「40代・50代をその実現のためにどう過ごすのか、どんな経験を積み、どんな知識・スキルを身に着けたらよいかをきちんと考えるべきです」です。

素晴らしい指摘だと思います。ちゃんと考えちゃんと準備をした方がいい。少し自分なりに整理してみますね。

①どういう人生を送りたいのか?

②何のため、誰のために働くのか?

③どんな時に最も充実感を感じるのか?

というようなことを、真剣に自分の本心と向き合って考えることがまず第一に必要不可欠です。できればそれを文章に落とし込みましょう。自分の琴線に触れるように練りに練って書き下しましょう。それが今後の自分の人生の「」になるからです。いつも「そうだよな、僕はそんな人生を送りたいんだったよな」って思い出すのです。

そうしたら、

④そのために学ぶべきことは何なのか?

⑤学びたいことは何なのか?

⑥それには資格など要件はあるのか?

⑦必要な時間や費用は?

⑧道を教えてくれる人、仲間、メンターはいないのか?

などを考えることが重要ですね。ポスト会社をスタートするためには、大きなコストや時間を要する場合もあるのです。思い立ったときにすぐに、新しい仕事をスタートすることができないものもたくさんあるのです。

もしかすると、その道を描くためにその準備も兼ねられる転職をした方が良い、などという選択肢だってあり得ますね。

日々の仕事に執着すれば、時間だって限られるし、準備の時間もかかるでしょう。40代にちゃんと考える、という意見はよく分かります。

 

■旬がある

しかし、「もう遅い」なんて落ち込む必要は全くありません。以前に書いた通り「Life Design」にもう遅いなんて永遠にないのです。何歳になろうが、自分の人生はデザインし直せるのです。

言えることは、なし崩し的にポスト会社に突入しないことです。能力やモチベーションや時間が無駄になったり空回りした人生は、虚しいものだと思います。自分でもきっと嫌でしょう。もぬけの殻みたいに急に老け込んだりしたくはないですよね。

真剣に考えたくなる“旬”のような時期があるはずです。問題はその旬を逃さず真剣に自分と向き合うことです。その時は寸暇を惜しまず真剣に考えるべきです。必要な行動に取り組むんです。人間「ケツカッチン」になった時に爆発力を発揮するものです。夏休みの終わりになってやる宿題や、試験間際の一夜漬けの経験がそれですね。ただし、それでは身につかなかった、という記憶もあるはずですね(笑)。そう、やればできるけれど、ベストではないのです。最悪は、旬をも逃してしまうことです。

私などは、遅く来た旬を逃さず前職の時から準備をして、何とか起業した口です。前職の末期に気付き、現役の時からメンターやコーチを引き受け、志を確認しセンスを磨いてきました。それが、決意・覚悟を生み、退職半年弱前に起業を決意したわけです。

コーチ業をスタートした人たちの多くは、多くの時間や費用を投じ準備していますね。私の知り合いにも何人もいます。私のように一気呵成にスタートした人などほとんどいません。そういう意味ではロールモデルにはなりませんね。運が良かったということでしょう。

重要なことのもう一つは、友人などの人脈です。会社勤めの時からの知り合いがいろいろ助けてくれました。アドバイスをくれたり、紹介してくれたり、他社で働いている友人がワンタイムの仕事を発注してくれたりもしました。SNSでつながっていることも役立ちました。そんなことは想像もしていませんでした。「清水さん会社を辞めて再就職せずに起業するんだって?」「だったら紹介したい人がいる」という調子です。

 

■第二の人生にエールを

このブログを書いたのは、友人から手紙をもらって思いついたからです。その友人は前職の同僚でした。先日会社を退職して、雇用延長せずにある仕事を始めるというものでした。昨年学び、試験を受け資格を取り、まもなく新しい仕事をスタートするとのことです。私同様人にかかわる仕事です。これからの日本にとって大変価値のある仕事です。今までの経験やスキルが直接的に活きるとは思えません。そういう意味で大きなチャレンジです。しかし、情熱さえあればできると信じています。

人間は、学び挑戦し続けるということをしないと、待っているのは衰退です。誰かの役に立ちたい、社会の役に立ちたいなどという「利他心」が恐らく背中を押すでしょう。同時に自分自身が楽しめないとだめです。収入や肩書なんてまるで関係ない。自分を必要としている、自分が役立てると思っている、というような直感ともいうべき感覚を大切にした方が良いと思います。

活躍をお祈りします。

f:id:taka-seed:20200218091725j:plain

最近のランチ。初めて入ったカフェは明らかに新しい顧客層を狙っているのが分かる。女性だけで営まれているそのお店。チャレンジャーだね。

 上記の写真の黄色いライスに見えるものは「クスクス」なのですが、恥ずかしながら「クスクス」とは何かをよく知りませんでした。健康的だとか聞くので、「粟」のような穀類かと思っていました。北アフリカ発祥の小麦のパスタだったのですね。糖質オフには適しませんねw